てくてく歩記
 いつごろから幟に「飾り枕」を付けるようになったのかは定かではありませんが、子宝を願って奉納した枕を、お祭りの幟にくくりつけて渡御したのがはじまりと言われ、やがて良縁を祈っての縁結びや疫病の流行を防ぐために村人が枕を奉納するようになり、これらの祈願枕を付けた幟を担いで御渡りするようになりました。
 今では取り付ける「飾り枕」は25個と決まっていますが、多いときには50~60個にもなり、あまりの重さに途中何度も折れた竿を交換しながら渡御したそうです。
 この枕幟は縁起物として、相撲取りや商売で儲けた者、ときには病気の人が回復を祈願して担ぎ手を買って出たこともありました。そして祭りに奉納される「飾り枕」は、担当地区の女性達が子授けや安産、縁結び、家内安全の願いを込めて手作りし、祭礼後は家庭のお守りとして作り主に返却されます。代々の枕が大切に飾られているお宅もあるそうです。
(参考資料:泉佐野市教育委員会 平成27年『泉佐野の文化財』)
読者応募はがきからの「VOICE」も読んでね?♪